読取精度98.5%を実現。受取請求書の処理クラウドsweeepが実運用データで検証

オートメーションラボ株式会社が開発する、請求書の受取から保管までの経理処理を自動化するクラウド型ソフト「sweeep」は、実際のユーザを対象にPoC(概念実証)を実施。「1帳票あたり」の読取精度98.53%を計測したことをお知らせいたします。


■PoC実施内容

  • ユーザが受取った実際の請求書を使用
  • 1月分の請求書273枚をsweeepで読取り
  • 学習済の請求書を対象とする *1
  • 読取項目は以下の通りとする *2
    • 請求元会社名
    • 合計金額
    • 会計仕訳
    • 振込先口座情報(金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義人名)

*1 sweeepの学習機能:請求書を読取り仕訳登録することで請求書に関連する仕訳などが自動学習されます。(学習のための特別な設定作業や帳票定義は一切不要)

*2 請求日、支払期日については業務上のルールを優先するため実施しなかった。(例)発行日ではなく月末日付を仕訳計上日とする。支払サイトで計算された日付を支払日とするなど。

■計測結果

PoCを実施した結果、98.53%の請求書が正確に処理されていました。

  • 対象数 273件
  • 正解数 269件
  • 正解率 98.53%

正解数のカウント方法:
帳票から読み取れる「全ての項目が一致」していれば正解としています。(業務上、人間が手を加えることなく処理が進む状態)

■結果考察


通常、会計仕訳の内容は請求書に書かれていないため、専門知識を持った経理従事者が取引内容を判別し適切な勘定科目などを振り分けています。sweeepでは、受取請求書に特化したAI-OCRと学習機能を活用することにより、従来、経理従事者が実施していた会計仕訳の入力を自動で行う技術を実現しました。一度読み取った請求書を学習し、会計仕訳を記憶させる技術を有しているため、継続して使い続けることで読取精度が向上していきます。

これにより、月初に多くのマンパワーを要していた会計仕訳や月末までに実施する振込にかかる作業が格段に効率化されることが予想されます。また、使えば使うほど精度が向上するため、効果が継続的に期待できます。

■sweeepの読取精度


OCR製品における読取精度は各社異なる基準により公表されています。多くは1文字単位または1項目単位(例えば氏名や年齢でそれぞれ1項目)の読取精度が公表されていますが、sweeepでは1帳票あたり精度を公表いたします。

帳票単位の読取精度は最も低く計測されますが、業務上の歩留まりと最も近いため帳票あたり精度を採用しております(1項目でも誤りがあれば、それを補正する手間がかかることから)。ただし、読取精度は帳票の状態(レイアウト、かすれ等)に応じて異なる結果がでることから必ず自社の請求書を使った検証が必要です。

  • 1文字あたり精度:正しく読み取れた文字数/読取対象の文字数
  • 1項目あたり精度:正しく読み取れた項目数/読取対象の項目数
  • 1帳票あたり精度:正しく読み取れた帳票数/読取対象の帳票数